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健康ガイド

健康ガイド:第5回 冷え性

冷え性とは?

冷え性は東洋医学独特の捉え方。夏でも冷えの症状に注意

冬はもちろんのこと、冷房の影響で夏にも「冷え」に悩まされる人が増えています。放っておくと、秋から冬の体調不良にもつながる夏の冷え性について、今回は考えていきたいと思います。

冷え性とは手足や腰などが常に冷たく感じる病態で、東洋医学独特の捉え方です。症状としては、身体の節々が痛む、頭痛・肩こり、肌荒れ、すぐ風邪をひく、腹痛や下痢を起こしやすい、胃がもたれる・痛む、だるい・疲れやすい、女性の場合は月経痛・生理不順などがあります。

冷え性の予防法・改善法は?

冷え性には3タイプあり。自分のタイプを知り、適切な改善方法を見つけよう

冷え性には、東洋医学的に見て、血虚(けっきょ)タイプ、お血(おけつ)タイプ、気逆(きぎゃく)タイプの3つがあります。症状から自分のタイプを知り、適切な改善方法を見つけていきましょう。

タイプ別の原因と改善法

冷え性を違った角度から見てみると

冷え性は慢性的に交感神経が緊張し、副交感神経の活動が低下した状態

最後に、冷え性を自律神経の働きから見てみましょう。自律神経とは、気温の変化など外からの刺激に対して、体内の状態を一定に保とうとする働きをつかさどっている神経です。自律神経には、活動する神経といわれる「交感神経」と体を休ませる神経といわれる「副交感神経」の二つがあり、これらがバランスをとりながら働いています。

冷え性は、交感神経と副交感神経の関係から見ると、慢性的に交感神経が緊張し、副交感神経の活動が低下した状態です。交感神経が緊張し、副交感神経の活動が低下すると、骨格筋の緊張亢進、平滑筋の緊張亢進、新陳代謝の低下、内分泌異常、顆粒球増加・リンパ球減少が起こり、これはそのまま冷え性の症状となります。

よって、交感神経の緊張を緩め、副交感神経の活動を活発にすることが大切です。これには、入浴が効果的です。夏で暑いからといってシャワーで済まさず、ぬるめのお湯にゆったりつかって冷え性を解消しましょう。

<効果的な入浴方法>

ぬるめのお湯は、副交感神経を優位にさせます。熱いお湯は、逆に交感神経に働きかけて興奮してしまうため、あまりおすすめできません。38~40度のぬるめのお湯に20~30分ぐらいかけてゆっくり入りましょう。

また、「半身浴」なら、さらに効果的です。湯船に上半身までつからずに、冷えやすい下半身を集中的に温めることで、冷えで滞っていた血液を全身にまで広げてくれる効果があります。

→「健康ガイド:第6回 アレルギー」を見る

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