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健康ガイド

健康ガイド:第2回 疲労

疲労を見逃していませんか?

油断大敵!慢性的な疲労は病気のもと

肩こりがつらい、なんとなくだるい、朝起きても体が重い…日々の疲労からくるこんな症状に悩んでいませんか?

疲労は、発熱や痛みと同じように体が発する「システムに異常をきたしています」という警告です。この警告を無視し続けていると、うつ病や燃え尽き症候群、ついには過労死へとつながることもあります。また、実際には疲労がたまっていても、仕事のやりがいや達成感が勝ると「疲れている」と感じない場合も。これに気づかずに放っておくと、脳梗塞や心臓発作を起こし突然死に至ることもあります。疲労が病気のもとにならぬよう、体のサインを見逃さず、早めの疲労回復を心がけましょう。

疲労はなぜおきる?

エネルギー不足をはじめいくつかの要因で疲労がおきる

それでは、疲労の種類や仕組みをご紹介しましょう。
疲労には大きく分けて「生理的疲労」と「病的疲労」があります。生理的疲労とは、健康な人が働きすぎたり活動しすぎたりしてなる状態で、十分な休養をとることで回復します。

一方、病的疲労とは、がん・結核・糖尿病やうつ病などの病気がベースにあって起こる状態で、こちらは休養をとっても、多くの場合疲労は取れません。病的疲労の場合は、主治医に相談し、病気の治療を進めることをおすすめします。
また、病的疲労のなかには、慢性的な疲れが続き、家事や仕事に支障をきたす慢性疲労症候群という病気もあります。これは、ウイルス感染や身体的ストレス、社会心理的ストレスなどが引き金となり、神経・内分泌・免疫系のバランスがとれなくなることが原因であると分かってきています。

では次に、疲労が起きる仕組みを見てみましょう。

  1. エネルギー源の不足…食事が十分にとれないとパワー不足で疲れやすくなります。
  2. 電解質異常や脱水…汗をかくと電解質と水分が失われます。これを補給しないと体内の恒常性が失われ疲労します。
  3. 長時間の身体的付加や精神的ストレス…付加が加わると、過剰な活性酸素が生じて筋肉や神経の疲労のもととなります。
  4. 中枢性疲労…TGF-βという免疫物質が脳の中で増え、神経・内分泌・免疫系のバランスがくずれます。

疲労の回復・予防方法は?

規則正しい生活と十分な休養、発酵食で元気復活!

では、疲労から早く回復し、予防するためには、どうしたら良いでしょうか。その方法をご紹介します。

十分な睡眠 成長ホルモンが分泌され、抗ストレス作用、抗老化作用を発揮します。また、脳の調整能力も回復します。
入浴 交感神経をリラックスさせ、副交感神経の機能を高め、自律神経のバランスを整えます。筋肉疲労解消の効果もあります。
マッサージ・指圧 入浴と同じ様な効果があります。
適度な運動 適度に体を動かすことで、疲労の回復を早めます。
音楽療法・アロマテラピー・ペットセラピー・笑いなど 交感神経の緊張をとり、内分泌・免疫系に良い刺激を与えます。
サプリメント・漢方薬 慢性疲労症候群の治療には、ビタミンC、ビタミンB12や漢方薬が使われます。
嗜好品 コーヒー、お茶、アルコールなど少量であれば脳の働きを調整する働きをします。
リズムのある生活 ある程度規則正しく、また1日の内で変化のある生活は、からだの恒常性システムに良い刺激を与えます。
発酵食品(※)をとる 発酵食品に含まれる酵母は、強力な抗酸化物質を含み、疲労回復によいとされています。
※発酵食品…天然発酵飲料・食品、みそ、しょうゆ、酢、納豆、漬物、麹漬、みそ漬、魚醤、天然酵母パン、ヨーグルトなど

たかが疲れ、されど疲れです。疲労がたまりにくい体をつくって、健やかな毎日を過ごしましょう。

→「健康ガイド:第3回 メタボリックシンドローム」を見る

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